【不動産査定と路線価】路線価がわかれば査定金額がわかる?

現在所有している不動産を売却したいならば、まず金額を明確にしなければいけません。此の時には査定を行いますが、その査定基準になるものの1つが路線価と呼ばれるものです。路線価とはどのような物なのでしょうか。

必ず知っておきたい路線価の基礎知識

今現在所有している不動産がいらなくなった場合には、これを売却することになるはずです。そのまま所有していても、固定資産税ばかりがかかり将来使うなどの展望がなければ無駄になってしまいます。節税と言う意味においても、また必要と感じている人に提供すると言う意味においても、不動産を売却した方が良いです。

売却する場合には、果たしてどれぐらいの金額で売却できるのか気になるかもしれません。この場合には査定をすれば明確になりますが、査定をする時でもなにを基準にしたらよいかを知っておくと良いかもしれません。

一般的には、路線価と呼ばれるものを基準としています。路線価とは、線路のそばと言う意味ではなく道路による価格と言う意味です。1本の道路が通っている場合、その道路周辺の建物は同じ土地の値段になることを意味しています。ただし、その道路が続く限り全て同じではなく、一定の区間に区切られておりその区間を過ぎると価格が変わることがあります。

土地の状況や接道の状況によっても変わる

査定額は路線価で決まるケースが多い事は理解できたかもしれませんが、ただ実際にはそれとは別の部分で査定金額が変わるケースもあります。路線価とは別に査定金額が変わる理由は、その土地の状況や接道の状況によって価値の違いが出るからです。

例えば、いくら同じ道路周辺であっても、工場の真ん中あたりの土地は安くなる傾向があります。やはりそのようなところに住みたいと感じる人は少ないからです。逆に、閑静な住宅街等は高い人気が出る可能性があるわけです。

土地の状況以外では、接道の状況も重要でそもそも接道が土地と2メートル未満しか接していない場合再建築不可の建物になるでしょう。そうすると、結果的にその土地を購入したいと考える人はかなり減少します。なぜなら、その建物を壊して新しい住宅を建てることができないからです。

このような事情なども考慮され、同じ路線価でも価格が変わります。そのため、詳しくはネットなどで路線価を見てみると良いかもしれません。

不動産査定をする時には路線価が重要

所有している土地や不動産を売却する場合、査定が重要になります。この査定は路線価と呼ばれるものが根拠になるでしょう。ただしそれ以外にも接道の状況や土地の状況によって金額が左右されることもあります。